留守番は、つまらない。

 僕がこのうちにきて2か月くらいたったころ、おっさんとおばさんは「水戸に梅を見に行ってくる。」と出かけていきました。僕は、まだ生まれて3か月だったので連れていってもらえませんでした。(もう、三浦半島のさきっぽまで、車で行ったこともあるし、たまに失敗するけどトイレだって覚えたし・・・。全然大丈夫なのにって思いました。)

1日目:袋田の滝に行き水戸のホテルに宿泊、2日目:水戸偕楽園帰りに大洗のおさかなセンターという行程だったようです。袋田の滝は、冬場凍結する滝で有名なんですが、まったく凍っていなかったようです。偕楽園では、梅がまだ一分咲きで匂いを楽しむこともできなかったと残念がっていました。(僕に留守番させて二人だけで楽しもうとした天罰ですね・・・。)唯一楽しかったのは、昭和の暴走族を見ることができたことだって、さすが「水海道物語」の地とおっさんは感心していました。

そんなおっさんにさらにさらに大きな天罰が降ります。

翌日普通に会社に行ったおっさんが、昼頃帰ってきました。帰ってくるなり「トイレ」に籠城です。どうやら、帰り寄ったおさかなセンターで食べた「生ガキ」に大当たりしたようです。おっさんは、国家試験を1週間後に控えた三男M君に「この大事な時に申訳ねえ」と謝っていました。M君はその日から近くに住むおばあちゃんのところに避難していきました。